こんにちは、ましゅです。
今回はサイコブレイク2のレビューをしていきます。
どうぞ最後までお付き合いください。
作品名 | サイコブレイク2 |
デベロッパー | Tango Gameworks |
パブリッシャー | Bethesda Softworks |
ジャンル* | サバイバルホラー |
プラットフォーム | Steam, PS4, Xbox, Epic Games |
ウェブサイト | Psycho Break | Official Website | Bethesda.net |
X (旧Twitter) | https://x.com/TheEvilWithin?s=20 |
プレイ時間 | 11時間~ |
日本語対応 | 〇 |
前作に続いてEpicでサイコブレイク2が無料配布されたので早速ダウンロード。
やった~~ずっと気になってたんだ~~~!
期待に胸を膨らませる一方、怖すぎるのはやめてくれ、怖すぎるのはやめてくれとビクビクしながらプレイ開始。
シナリオが楽しめればいいやというスタンスなので今回も最低難易度を選択しています。
総評
前作の悪いところを改善し遊びやすくなった名作!
シナリオの面白さは健在。ただし前作の設定を半分ほど引き継いだ別作品ともいえるかも。
黒帯やノイズの削除により映画感は喪失、代わりにドラマ感が向上。
ホラー要素が薄くなり、サバイバルステルスアクションの要素が大きめ。
- つい先が気になるシナリオ
- 魅力的なキャラクターたち
- グラフィックの向上
- 操作面の改善
- 日本語フルボイス
- 続編というもので見ると設定があっさり
- 精神的怖さがあまり感じられない
- 薄めのキャラクターが少々いる
- これいる?な射撃訓練場
まずは良かったところ
つい先が気になるシナリオ
前作のシナリオは「次は…一体…何が来るんだ…ハァ…ハァ…」って感じでしたが、今作は明確に目標があり、悪役がおり、それに向けて物語が進んでいくといった、まさしくドラマのような展開でワクワクドキドキでした。
ドラマやアニメの”引き”が良すぎて、つい次の話まで見てしまう。「これ見たら寝よう」を何度も繰り返して朝になっているあの感覚を引き出され、実際に最終盤は展開が気になりすぎて寝れず、朝までプレイしてクリアしましたw
今作は前作のハチャメチャで「今なにが起きてるの?」「とりあえず進めるか」といった流れるプール状態と違って「〇〇だから××しよう」と「目的」と「地図」を持って歩いてる状態なのでプレイヤーが置いてけぼりにならないんですよね。
プレイヤーとキャラクターの思考(やりたいこと)が合致するというか…(伝われ)
だからキャラクターに感情移入しやすくシナリオも上手く咀嚼出来て没入感が上がる。この理解しやすくなったシナリオが今作一番の魅力なんじゃないかなーと思いました。
魅力的なキャラクターたち
面白いシナリオの根幹をなすのが魅力的なキャラクターたち。
今作は多めのカットシーンとキャラクターとの会話システムのおかげですごく彼らに感情移入しやすくなっていると感じました。
終盤は泣いた。普通に。
特によかったのは「ステファノ」
満を持しての登場シーンや演出、雰囲気など全てが最高!!!サイコブレイク2の半分が彼といっても過言ではないかもしれない。
その他にも「キッドマン」や「セオドア」、もちろん「セバスチャン」までみんなすごくいいキャラに仕上がってるので好きになること間違いなし。
グラフィックの向上
なんかめちゃくちゃグラフィックが良い。これ2017年のゲームだけどこんなに綺麗なのかってびっくりした。特に顔。頻繁にアップになるからかすごいリアルに作られてる気がする。実写顔負けのグラフィックが織りなすカットシーンは臨場感抜群。
操作面の改善
ビーコン事件以降ダメ人間になってたはずのセバスチャンがめっちゃ動く。それはもうスネークに負けず劣らずの機敏さで敵を倒していく。
具体的にはダッシュやターンの速さ、各種アクションのスムーズさが爆上がり。普通にドアを開けてから操作可能になるまでの時間の短縮やダッシュ中に登るアクションなどをしようとするとシームレスに移行してくれたり、とにかく快適にセバスチャンを操作できる。
前作の問題点の一つだった「スタミナ」も、ちょっとしたオープンワールドになったせいか大幅に向上。スムーズな探索が可能になった。
また、UIの改善もされて分かりやすくなったので操作に関して迷うことはないと思う。
日本語フルボイス
豪華な声優陣による贅沢な日本語フルボイス。
僕がプレイした「サイコブレイク」は海外版だったため、英語音声に慣れてて最初は違和感があったがそれもすぐ慣れた。最高。
次に悪かったところ
続編というもので見ると設定があっさり
今作は続編という立ち位置ではあるものの、思いっきりセバスチャンに焦点を当ててるしビーコン事件はあんまり関係ないしでかなり別物。マッチないし。
「前作のシステムや設定を少し引き継いでスピンオフ作りました」のような感じ。前作の重苦しい暗い雰囲気を期待しているとちょっと面食らうかもしれない。マッチないし。
あと詳しくは書かないけど終盤のシナリオも割とあっさり。「書きたいとこ書きました!あとは終わらせるだけ!」のような展開でもったいない…
精神的怖さがあまり感じられない
今回の舞台はSTEMの中の街、ユニオン。前作の閉鎖的な空間と違い、ちょっとしたオープンワールドになっているのであまり精神的な怖さというものが感じられず、どちらかというと”一撃死”の怖さのほうが勝っていたように感じた。
他のホラー要素も、効果音と敵の急襲によるびっくり系で、じわじわとSAN値を削るようなものではなかったのでキレてた(嫌い)
薄めのキャラクターが少々いる
登場するキャラクターがまぁまぁ多いのだが、何人かのストーリーはまぁまぁ薄い。
「し、死んでる…」だけなキャラや半端に仲良くなるキャラなどがなんだかなぁな感じ。
ネタバレ注意
セオドアとかめちゃめちゃ卑劣でいいキャラだったのにトラウマを克服しただけで勝手に死んだ。せめて少しでも本人と対決したかった。
これいる?な射撃訓練場
今作で一番よくわからなかったもの
いや息抜きとかお遊び要素なのは分かる。分かるんだけど…もうちょっとこう…セリフはなんとかならなかったのかなぁと。
なんならゲームクリア後に登場させるんじゃダメだったのかと。クリア後なら全然問題なかったと思うけど、途中で出ちゃったから世界観崩壊でわけわからん異物になってしまった感がある。
感想
かなり前作との比較でレビューを書いてしまいましたが、本作単体で見てもとても良いゲームで楽しめました!
びっくり要素にはキレ散らかしてたけどステルスアクションは適度な緊張と戦略性があって面白かったし、魅力的なキャラクターたちの動向を見守るのはすごくワクワクドキドキでした。
シナリオが好きな人にはぜひオススメしたい作品です!シナリオ重視でアクション面などが易しくなってるモードもあるので、初めてのサバイバルホラーにもうってつけです!
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